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タイひとり旅8:ワットアルンがこんなに可愛いなんて知らなかった

チャオプラヤー・ツーリストボートに乗ってワットアルン船着き場に到着しました。

前回の記事でも触れましたが、ボートに乗っていてもよく目立つ場所ですし、みんなが一斉に降りるので分かりやすいです。

チャオプラヤーボートを降りてワットアルン船着き場へ

 

ワット・アルン

ワット・アルンはチャオプラヤー沿いに佇む大仏塔の姿が有名です。

昼の姿も、夕方~夜の姿も美しくて、対岸から眺めながら食事をいただく・・なんていう楽しみ方も人気です。 

ワットアルンの大仏塔と小仏塔

 

うんちく

もともとは「ワット・アコーク」というアユタヤ王朝時代に創建されたフツ~の寺院だったそうですが、トンブリー(ワット・アルンがある地区)を首都として王朝が開かれたときに「ワット・チェーン(夜明けの寺)」に改名。

その後ラーマ4世のころに、ヒンドゥー教の暁神アルーナにちなんで、現在の「ワット・アルン(暁の寺)」と名付けられたそうです。

 

現在ワットプラケオにあるエメラルド仏が、ワットプラケオ創建までのあいだ一時的に安置されていたりと、フツ~だったはずがどんどん有名になっていった寺院。のようです。

 

日本では特に、三島由紀夫の最後の長編小説「豊饒の海 4部作」の第3巻「暁の寺」に登場するということがよく知られています。

輪廻転生をモチーフにしたお話で、第1巻の主人公である日本人男性が、第3巻ではタイ王室の姫に生まれ変わって・・という内容。らしい。

ワット・アルンについての描写だけ読みましたが、観光したあとに読むと「うわ~まさに~~!!」と唸るようなとっても美しい文章でした!

引用したいけどGoogleアドセンス先生に怒られそうなので今は控えます・・・

 

チケット購入

船着き場を降りてすぐのスペースにはちょっとした屋台が出ていてにぎわっています。

ワットアルンそばの屋台

 

50バーツの入場料を払って、チケットを受け取ります。

ドレスコードがあるので注意。そのほかの寺院と同様、ショートパンツやダメージジーンズ・過度な露出はNGです。

ワットアルンのチケット売り場 ワットアルンのチケット

 

大仏塔

入口にいる門番さんにチケットを渡して中へ入ろうとしたら、ニコニコしながらどこかへ行ってしまったので、私だけでなく何人もの観光客が確認なしで入れてしまいました。

えっ、チケット買ったのに・・・。いいのかな・・・ゆるいなあ・・・。

ワットアルンの入口

 

大仏塔の近くまで行くと、思っていたより大きくてびっくり!

ボートからもガイドブックでも、いつも引きの画ばかりで見ていたから、もっと小ぶりかと思っていました。

高さは70mほどだそう。さっき見たワット・パクナムの大仏塔よりちょっと小さいくらいですね。

 

2013年~2017年8月までの長期にわたる大規模な補修作業を終えたあと、「白すぎる!」と批判を受けたというこの外観。うーんまあたしかに真っ白。

でも、過去の姿を知らない私からすれば、テンションがぐぐぐっと上がるくらいに好みな外観でした!

 

大して調べずに来たので、ただの白色の塔かともっとシンプルな見た目かと思っていたのに、まさかこんなにかわいらしく彩られてるなんて!

すてきな雑貨を眺めるような気分で、うきうきしながら飽きずに細部を眺めていたくなる歴史的建造物とはじめて出会いました。 

ワットアルンの大仏塔

 

これらは立体的に描かれた絵・・かと思いきや、なんと陶器の破片がひとつひとつ埋め込まれています

中国美術の影響だそうですが、とんでもなく手が込んでる・・・!

てっぺんまでこの装飾ですから、大仏塔の建造には5年の月日を要したそうです。

ワットアルンの大仏塔に色鮮やかな陶器が埋められている

そりゃ修復も長引くわ。

 

柄はかわいらしい花柄ばかりではありません。

こちらのがんばって建物を支えているかのような石像たちは、ハヌマーンというインド神話における猿族の方々。

「ラーマキエン物語」という、日本でいう「桃太郎」や「金太郎」みたいな、国民みんなが知る古くからの物語の登場人物なんだそうです。

ガルーダという聖鳥たちなんかも、同じように石像で飾られています。

 大仏塔を支える猿人の像

 

ここは白い塀で囲まれた小さな広場のようなスペースになっていて、真ん中には大仏塔が、四方には同じデザインの小さいVer.な小仏塔が置かれています。

大仏塔をぐるりと回ろうとすると、かなり急かつ高い階段を上り下りする必要があるので、歩きやすい靴がおすすめ+ひざ丈のスカートは履いてこないほうがいいと思います!

大仏塔の周囲のかなり急な階段

 

山門

大仏塔の奥には本堂があります!

本堂の門には2体のヤック(鬼神)がドドーンと立って、勇ましく門番をしています。

大きくて、気合十分ないかつい表情とガニ股。でも柄はかわいらしくて、なんだか・・親近感がわく見た目です。

本堂の門に建つヤック2体

 

本堂

門を進むと本堂が。

本堂たるゆえんを見せるように、大きな神殿のような形で威厳がある出たち!

本堂の神殿のような外観

 

ほかの場所よりもずっとずっときらびやかな装飾が特徴的です。

これまた吸い込まれてしまうほどに細かい・・・! 本当にきれい。

本堂のきらびやかな装飾

 

靴をぬいで階段を数段上ると、ラオスから持ち込まれた本尊 アルン像が安置されています。

顔はラマ2世が彫ったもので、台座にはラマ2世の遺骨が納められているそうです。

部屋全体、高い天井の上の上までびっしりと描きつくされた壁画は釈迦の生涯を表したもの。 

ワットアルンの本尊であるアルン像

 

本堂を囲む回廊には、信者が寄贈したという120体もの金色の仏像が並んでいます。

その手前にはちいさいサイズの様々な石造が144体並んでいて、一体一体のポーズや表情がどれもこれも本当にユニーク!

本堂の回廊の前に並べられた石像たち

 

観光終了

ほかにワット・アルンで有名なのはタークシン大王像(トンブリーに王朝を開いた人)ですが、すっかり見忘れたので私の観光はここでおしまい。

 

敷地がとっても広いというわけではないので、観光に使う時間は30分くらい?でささっと見終えてしまう場所ですが、私はすごく好きな場所でした!

とにかく陶器で彩られた装飾がかわいくて見飽きない。

そもそも寺院に来て「かわいい!」「フォトジェニック!」って感想を抱くこと自体がかなりレアだと思うので、その不思議さも相まってとてもたのしかったです。

 

ちなみに中に入れる時間は8~18時なので、有名な夜の姿はクルーズや対岸のレストランから見るのがよさそうです。

前日の記事に夜の姿の写真を載せたのでよかったら!

www.solomatka.com

 

渡し舟に乗って対岸へ

さて、観光を終えたら次はワット・ポーに向かいます。

行き方は渡し舟!10~15分間隔で運行しています。

チャオプラヤーボートの船着き場は大仏塔の近くでしたが、こちらの船着き場は山門の近く。

ワットアルンの渡し舟の乗り場

 

すっごく並んで見えますが、列はすいすい進みます。

小屋に入って窓口のおばちゃんにお金を渡して、そのまま乗船。

運賃は破格すぎる4バーツ!すこし値上げしたようですがそれでも安い! 

ワットアルンの渡し舟にむかう小橋

 

「渡し舟」という呼ばれているのでもっと手漕ぎボートみたいなのを想像していたんですが、ずっとしっかりしていました。

そそくさ~と乗り込んで、リアデッキっていうのかな?船の尾の部分に座れました。船に乗るのは前か後ろが好き。徐々に小さくなっていくワット・アルンを望みます。

 

途中で貨物船の通過を待ったりするのがローカル感たっぷりでおもしろい。

 ワットアルンの渡し舟内部

 

 

5~10分ほど船に揺れるとター・ティエン船着き場に到着!

腹ごしらえをしてからワットポーに向かいましょう~。

ター・ティエン船着き場